通院と訪問リハビリ
リハビリを行う際には、リハビリのための専用器具がそろっている施設に通いリハビリすることも多いと思います。その時は送迎サービスがありますから心配はいらないでしょう。また通院することが難しい場合には訪問リハビリテーションのサービスの利用も考えてみましょう。
通院リハビリの目的では、病気や怪我などの回復のために集中的にリハビリを行うというものです。この通院リハビリは高齢者に限らず医療の分野で行われます。
また、定期的なチェックが必要な身体機能や高次脳機能評価などがあげられます。
通院リハビリでは、2006年4月の診療報酬改定によって疾患ごとにリハビリを受けることができる日数の制限が導入されました。そのことによってリハビリを受けたくても受けれないという患者が増加してしまいました。こうした背景から高齢者の場合、自宅での転倒や散歩時の事故などからの初期回復には病院で医療保険を使った通院リハビリを行い、その後、日数制限がかかった後は、介護保険でのリハビリに切り替えていくという方法がとられている場合もあります。
通院でリハビリを行う場合、介護保険ではなく医療保険でのリハビリを受ける場合がほとんどになります。だいたい1回に1時間程度のリハビリを行うようになります。高齢者の場合でも、若者と一緒のフロアでリハビリを行います。リハビリとひとくちにいっても医療保険と介護保険を同時に利用することは出来ません。
大きな病院では通院リハビリテーションのために専門スタッフを常駐させていますので、もし怪我や病気で運ばれた病院でリハビリの必要がある場合には、リハビリ設備やスタップの体制などを聞いてみましょう。場合によっては別の病院のほうが恵まれた環境でリハビリが行える可能性もあります。